認可外保育園の方が安い!?利用してわかったメリット・デメリットを紹介します

子育て
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こんにちは、たんめんです。

このページにアクセスしていただきありがとうございます。

仕事復帰を考えて保育園についていろいろと調べている方がアクセスしていただいているのではないでしょうか?

何を基準に保育園を選べばいいかわからない、保育園落ちたらどうしようなど悩んでいる方も多いと思います。

保活って憂鬱ですよね、、、

私は今2歳になる子供をもつママです。

この春から仕事復帰をするため保活をしていましたが、いろいろと悩んだ末に、認可外保育園(企業主導型保育施設)を選びました。

実際に認可外保育園に通わせて感じたメリットやデメリットを紹介しますのでぜひ保育園選びの参考にしてください!

この記事では以下の疑問を解消します。

  • 認可外保育園とは?認可保育園との違い
  • 認可保育園より安くなることがあるって本当?
  • 認可外保育園は怖い?危険では?
  • 見学するときに確認することは?
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認可外保育園とは?

認可外保育園とは、行政の認可を受けていない保育施設のことを指します。無認可保育園といわれることもあります。

日本では、保育園には行政の認可を受けている「認可保育園」と認可を受けていない「認可外保育園」があります。

認可保育園の特長

行政の基準に基づき運営されていて、施設の安全性、保育の質、保育士の資格などに関する厳格な基準が設けられています。

施設や設備の安全性について定期的なチェックを受ける必要があったり、保育環境の衛生管理にも厳しい基準が設けられています。

保育料は市町村により異なりますが、収入に応じて料金が決定されます。

高収入であれば保育料も高くなる傾向があります。

認可外保育園の特長

乳幼児の保育業務を目的とする施設で、法律に基づく施設の設置認可を受けていない施設です。

その中でも国からの補助を受けて企業が設置・運営する認可外保育施設として、「企業主導型保育施設」があります。

「企業主導型保育施設」は、認可保育施設と同様の基準を満たすことで、国からの補助を受けて企業が設置・運営する認可外保育施設です。

設備や職員配置、保育料などは、以下のように認可保育施設と同じ基準で設置・運営されています。

参考として神戸市のHPに記載されている認可保育園と企業主導型保育施設の比較表を示します。

基準等認可保育施設との比較
保育室等の設備基準認可の小規模保育事業(定員19名以下)や事業所内保育事業(定員20名以上)と同じ基準。
職員の配置基準職員の数は、認可の小規模保育事業や事業所内保育事業(小規模型)と同じ。
職員の資格は、認可の小規模保育事業B型や事業所内保育事業(小規模型)と同じ。(保育従事者の半数以上が保育士)
給食の提供認可保育所等と同様、原則として、自園で調理。
施設の指導監査国(内閣府)の委託を受けた実施機関が原則年1回立入調査による指導監査を実施。
(神戸市の場合、神戸市が厚生労働省の定めた「認可外保育施設指導監督基準」に基づいて原則年1回の指導監査を実施。)
保育料認可保育所等の利用者負担額の水準を必要以上に超えない範囲で各施設が設定。
3歳~5歳児クラスの標準的な利用料相当額が無償化(0歳~2歳児クラスの子どもは住民税非課税世帯のみ対象)。
入園方法認可保育所等では入園先を神戸市等の市町村が決定するが、企業主導型保育施設の場合は、定員に空きがあれば、保護者が直接、園に申し込むことが可能。
引用:神戸市HP(神戸市:地域の子どもも入れる「企業主導型保育施設」 (kobe.lg.jp)

認可外保育園のメリット・デメリット

メリット

空きがあればいつでも入園可能

市区町村が利用調整(選考)を行う認可保育所とは異なり、企業主導型保育施設は定員に空きがあれば、いつでも入園の申込みできます。

入園の申し込みは直接、園に連絡します。

一部の認可保育園は生後6カ月からしか入園できないことがありますが、その場合10月~3月生まれは0歳児の4月入園ができず、空きがない限り競争率の高い1歳児の入園になります。

もし、10月生まれの場合、1歳児での入園になると約1年半仕事復帰できないことになり、キャリアが途絶えるのが嫌な方にはかなりの痛手です。

その点、認可外保育園は空きがあればいつでも入園することが可能になるので生後半年でも入園させて仕事復帰することが可能です(入園可能になる月齢は園によって異なります)

また、神戸市の場合ですが、認可保育園が落ちて企業主導型保育施設に入ると1点加算されます。

競争率の高い保育園を1歳児入園で狙う際に有利になる場合があります。

多様な保育内容がある

保育内容は園の方針によって異なります。

インターナショナルスクール(プレスクール)も認可外保育園に含まれますので、そういう園では英語に力をいれていることがあります。

少人数制

園自体が大きくないところが多く、受け入れ人数も少ないです。少人数なので先生の目が届きやすい、というメリットがあります。

保育時間が長い

園によりますが保育時間が長い傾向があります。また土、日、祝日でも預かってもらえる園もあります。

サービス業など土日祝に出勤がある方にとっては重宝されるかと思います。

デメリット

費用が高い場合がある

認可保育園の保育料は収入ごとに異なりますが、認可外保育園は収入にかかわらず定額です。

収入によっては保育料が高くなる場合があります。逆を言うと高収入の方は認可保育園より安くなることがあります。

保育の質にばらつきがある

保育の基準がないため施設によって保育の質が異なることがあります。例えば園庭がなかったり、保育者の人数が少なかったりする可能性があります。

実際に企業型保育施設に通わせて感じたメリット・デメリットを紹介

メリット

少人数制で個別対応してくれる

うちの子が通う園は受け入れが全体で19人です。

大体の0歳児枠と1、2歳児枠がありますが全部で19人になるよう調整されています。

4~5人ずつクラス分けして担当の先生が2人、フリーの先生が1人ずつ配置されています。

国の定める保育士の人数は1~2歳児の場合、先生1人に対し子ども6人なので、それに比べるとだいぶ余裕のある人員配置だと思います。

人が多く余裕があると目が色んな所に届くと思うので安心です。

風邪をもらいにくい

少人数で過ごすので、風邪をもらいにくい傾向があると思います。

うちの子は1歳半で入園し、4月と5月は呼び出しがあり発熱しましたがそれ以降は呼び出しなしで過ごせています。

よく鼻水を垂らすような鼻かぜは引いていますが、それでも発熱はなく、6、7、8、9月は皆勤賞です!

成長に合わせてクラス分け(早生まれでも気にならない)

うちの子は1歳6カ月の時に入園し、しっかり歩けている時期だったのですが、同じ1歳児さんは早生まれの子が多く、よちよち歩きだったので、4~7月ごろまで2歳児の早生まれの子たちと同じクラスになって活動していました。

始めは公園に行くのも歩きで付いていくのが大変そうでしたが、上の学年の子と混ざって遊ぶことで色んな学習があったのでよかったと思います。

夏ごろから1歳児の子はみんなしっかり歩くようになったので1歳児まとまって行動するようになっていました。

成長に合わせて活動をするので早生まれでも自尊心を傷つけずに過ごすことができるのではないかと感じます。

異学年交流がある

認可保育園では夕方の人数が少なくなってから異学年交流がある場所が多いですが、うちの子が通う保育園では常に異学年交流があります。

入園したての頃は上の学年の子たちがお世話をしてくれていました。(もはやお世話の遊び相手かも(笑))

ちょうど3歳頃はお世話をしたがる年ごろなので実践できて楽しかったのだと思います。

お人形にタオルを掛けてお世話ごっこをしたり、首にひもをかけてお医者さんごっこをしたり、、、

明らかに上の子たちの影響を受けた遊びをするようになりました!

常に見本となる人がいて刺激的に過ごせていそうです。

カリュキュラム(アート、習字)

アートや習字などの時間が設けられています。

ボディペインティングや粘土遊びなどのもよくしています。

家では汚されたりするからなかなかできないですよね、、、(笑)

ダイナミックな遊びをしてくれるところが気に入っています。

SNSで活動が見れる

SNSで活動風景が日々アップロードされるので仕事中にどんな風に過ごしているか確認できます。

最近は仕事中にチェックするのが楽しみになっています。

SNSに子どもの顔がアップされるのはちょっと、、と思われる方もいるかと思いますが、私は保育園で何をしているのか確認出来て安心できるのでいいと思います。

近年ニュースで保育園での虐待や悪い風習が残っているなどの話題が上がりますが、SNSで確認できるだけでそういった心配が減り、透明性があって安心です。

連絡帳アプリがある

連絡はアプリを介して行うことができます。

毎日園での様子を先生がアプリの連絡帳に書き込んでくれます。

保護者も家での様子や食事、先生に伝えたいことをアプリに毎日記入します。

いまだに手書きの園もあるりますが毎日手書きはきついですよね、、、

アプリだと通勤中に入力すればいいので負担が少ないと思います。

看護師の先生がいる

ほかの保育園はどうか知りませんが、うちの子が通う園には看護師の方が勤務されています。(常勤ではないかも)

何かあった時は安心ですし、病気の時の治療のことや受診目安など相談できるので助かっています。

歯磨き、歯科検診がある

これはかなり特殊かと思いますが、うちの子が通う園は近くの歯医者とつながりがあるらしく毎月定期健診(歯科衛生士によるもの)と半年に一度歯科医の検診があります。

なかなか歯医者に連れていくことができないのですごく助かっていますし、大きくなった時に歯医者の免疫があると通いやすくなるのではないかと期待しています(笑)

歯磨きも徹底していて、昼食後とおやつの後は歯磨きしています。

友人に歯磨きのことを言ったら驚いていたので、歯磨きをする園は珍しいのかもしれないです。

家ではいやいやしがちの歯磨きも、園では集団の力でいやいやせずに歯磨きしているらしいです。

保育園できちんと歯磨きしてくれると家では少々サボれる気がします(笑)

デメリット

狭い、園庭がない

認可外保育園はマンションやビルの1室で保育されていたりするので園庭がないこともあります。

うちの子が通う園では園庭がありません。

水遊びはベランダで行っていましたし、外遊びは近所の公園へ行っています。

交通量の多い道を横断することもあるので危険性は少なからずあります。

先生は多く配置して安全には気を付けてくれていますがやはり心配です。

外に出る分、虫や花を観察する機会は多そうです。

春はダンゴムシを取りに行ったり、ダンゴムシ用の枯葉集めをしていました。

自然と触れ合えるのは最近では貴重なことかと思うのでいい点でもあります。

自園調理

これはデメリットかどうかわからないですが、自園調理で一度試食しましたが割としっかり味が付いていて美味しかったです。

キッチンは給食センターのような大きいものじゃないので衛生面が少し心配される方もいると思います。

3歳児で転園が必要

小規模保育園も同じですがうちの子が通う園は3歳児で転園が必要です。

また保活をする必要があるのでめんどくさいな、、、と思っています。

私は転勤族なのでいつ引っ越すかわからないので気に入った認可外保育園にしましたが、引っ越す予定のない人は認可保育園で年長クラスまで通える方が無難かと思います。

先生が半年で2人辞めた

入園してから半年で先生が2人やめたので人間関係悪いのかな?といった邪推をしてしまいます、、、

ボディペイントなど子どもにとっては楽しいことが多いですが、先生の負担も多そうなのでそのせいかもしれません。

運動会がない

保護者の負担は少なくて助かりますが運動会や発表会などのイベントは少ないです。

その代わり夏祭りやハロウィンなどのイベントはあります。

園が広くないため、基本的に母親か父親のどちらかが参加なので一緒に楽しめないのは残念です。

認可保育園と比較して認可外保育園でよかったと感じること

認可保育園に通わせている友人の話を聞いて、認可外保育園でよかったなぁと感じたことを4点紹介します。

  • 写真は購入

SNSで毎日活動の様子をアップしてくれるので保育園の様子がわかっていいと思いました。

また私はアップされる写真をスクショして保存できますが、友人は何カ月かに1回写真の販売があるそうでそれを購入する必要があるそうです。しかもデータではなく写真のみ。

30年前とほとんど変わらない制度に驚きました、、、

  • 保育時間の融通が利く

友人の園は盆休み中などは短縮になったりするそうですが、私の子の園は長期休暇も通常通り、警報時も短縮しますが預かってくれます。

こういう点は保育園によって異なるので見学時に確認することをおすすめします。

  • 3~5歳で求めることが変わる

友人は年長クラスまでいける保育園ですが、3歳児で幼稚園に転園しようと考えているそうです。

理由は英語や体操などお稽古的な要素が欲しいからだそうです。

確かに平日保育園で土日にお稽古だとスケジュールがパンパンで子どもにも負担がかかりますよね

だから幼稚園でお稽古のクラスと提携があるのは魅力的で転園する人もいるみたいです。

幼稚園でも延長保育があり仕事していても通わせられる園もあるそうです。

結局転園するなら、気に入っていない園や家から遠い園に無理して通わせずに、気に入った認可外保育園に通わせるのも一つの手かもしれません。

  • クラスのメンバーが変わらない

友人の子どもの園は10人クラスで10人中9人が男の子、1人だけ女の子みたいです。

基本的に1歳児から人数は増えずそのまま年長まで過ごすそうです。

正直それはちょっと、、、と思っちゃいました(笑)

子どもの性格に影響が出そうですよね

ずっとクラスが変わらないというのはそういうデメリットもあるのかと知りました。

見学するときに確認すべきこと

保活を実際に経験したり、友人の話を聞いて見学時に確認すべきだと感じたことを紹介します。

  • 連絡手段、連絡帳

アプリだと楽です。お知らせなどもアプリに書いてくれるので確認しやすいです。

  • 中途入園なら男女比

友人の話を聞いて現段階の男女比を確認し、今後人数が増えるのか、男女比が変わるのかは確認しておきたいと感じました。

  • 写真購入について

写真は現像したもののみの販売なのか、データの販売があるのか、1枚何円なのかは確認しておくべきです。

保育園に預けると一緒に過ごす時間が減ってしまうので少しでも成長過程を写真で残したいですよね

  • 年末年始、GW、お盆など長期休暇時の保育時間

長期休暇の保育時間は短縮されるのか、お弁当が必要なのかは要チェックです。

  • 生活習慣はどこまで指導するのか、方針など

おむつは2歳までに外れるようにします、という厳しめの保育園もあれば、個人のペースに合わせます、といった保育園もあります。

生活習慣は家での過ごし方にかかわってくると思うので、方針に共感できる方が絶対いいと思います。

トイトレや歯磨き、お着換えなどの生活習慣について、園での目標を確認しておくとギャップが少なくなるかと思います。

まとめ

以上、認可外保育園についてメリットとデメリットを紹介しました。

認可外保育園のいいところは、

空きがあれば入園できる・少人数制・保育料が安いことがある・アプリの導入など便利なシステムが多い

ことが挙げられます。

デメリットは何といっても

転園が必要・園庭がないことかと思います。

個人的には保育園の選定基準は、方針が合う、家から近いこと、かと思います。

園庭の有無や広さを判断基準にされる方は多いかと思いますが、3歳まではそこまでアクティブに遊ばないので園庭は大きくなくても十分遊べると思いますし、大きい子たちと別で遊べる方が安全な気がします。

意外と認可外保育園もアリです!

ぜひ保育園選びに迷っている方は一つの選択肢として認可外保育園にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

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